体外受精、妊娠を成立させる鍵は・・・

 

こんにちは。

毎日暑いですね。

先日嬉しい妊娠報告がありました。

年齢は33歳、7歳になるお子さんがいらっしゃいますが、

なかなか第二子を授かれず、

人工授精、体外受精と

ステップアップされました。

採卵して、11個採卵できたが、

そのうち2個しか凍結できませんでした。

1回目の移植は妊娠反応があり

胎嚢確認できたものの心拍確認できませんでした。

残りの凍結胚は1つとなり、

漢方薬を服用したいとご相談に来られました。

体調など大きな問題はなさそうでしたが、

①今回流産されたことで、ストレスを大きく感じている、

②生理前のイライラや気分の落ち込みといった

 PMSがひどい事、

③基礎体温表を見ると、高温期が短く不安定な事

④いつもサラサラの水っぽいオリモノがある

などの改善が次回の移植を成功させるための鍵になると感じ、

対策のための漢方薬を服用いただきました。

漢方薬は、

移植前までは、

活血剤、清熱解毒剤、化痰剤、疏肝解鬱剤

移植周期に入ったら、

気血双補剤、柴胡剤、補陽剤を服用いただきました。

妊娠判定が出た後も、前回の事があるので、

心配は尽きません、

その後胎嚢確認、心拍確認も無事にできました。

体外受精や、顕微授精は

良好胚を取得することも大切ですが、

子宮の環境が良好な事と、母体の精神的な安定が

妊娠成立のカギになるように感じました。

無事に御出産されることをお祈り申し上げます。