結婚して一年。
結婚と同時に妊活スタート。
結婚される前年に子宮筋腫の手術を開腹でおこなっているが
すでに再発。
子宮筋腫や子宮内膜症、腺筋症などから
生理痛がひどく
腰痛、性交痛などもあり、
骨盤内癒着が進んでいると思われる。
生理前はイライラや気分が落ち込む。
月経周期は26日ということから、
卵巣機能低下が考えられる。
<<処方1>>
低温期
田七人参、活血剤、疏肝理気剤。
高温期
気血双補剤、清熱解毒剤、疏肝理気剤
全周期
亀板鹿茸製剤
<<経過1>>
月経周期は26から28になり
亀板製剤による効果があったと感じる。
<<処方2>>
処方1と同処方
<<経過2>>
全体的な体調はいいが
生理痛、腰痛などの
痛みが改善されない。
<<処方3>>
処方1に加えて
水蛭製剤、ピクノジェノール製剤
を服用いただき痛みや
骨盤内癒着改善に特化したものに
<<経過3>>
生理痛、腰痛はずいぶんと改善された。
病院での検査の結果AMHが0.16ということが判明し
体外受精にステップアップすることになる。
<<処方4>>
採卵周期に入るため
処方3に加えて
牡蠣製剤を服用いただく。
<<経過4>>
3個採卵でき
胚盤胞1個と
分割胚1個を凍結
<<処方4>>
移植に備えて骨盤内炎症の改善のための
処方に変更。
田七人参、丹参製剤、
水蛭製剤、ピクノジェノール製剤、
シベリア霊芝
<<経過4>>
生理痛などもほとんどなく、
体調良好。
凍結胚盤胞を移植予定
<<処方5>>
移植周期に入ったため
移植1週間前より
気血双補剤、清熱解毒剤、鹿茸製剤、シベリア霊芝
<<経過5>>
予定通り胚盤胞を移植して
妊娠判定プラス。
子宮筋腫に邪魔されて
胎嚢確認が遅れたが
心拍確認もでき順調に経過。
現在14週
<<考察>>
卵巣機能低下や子宮筋腫、子宮腺筋症など
妊娠に至るまでのハードルはいくつもあり、
むつかしいと思われる症例でしたが
採卵1回、移植1回で見事妊娠され
素晴らしい結果だと思います。
医療機関での優れた技術はもちろんですが
漢方薬の服用を始めて
5か月経過して採卵、
その後移植されたことも
良い結果につながった要因ではないかと思われます。